第52回札幌雪祭り へ
雪・氷・市民の広場
ウォンタイシン黄大仙寺院(香港)

 
 香港最大の道教寺院「黄大仙」は、願い事がかなう霊験あらたなお寺として、老若男女を問わず香港の人々を集める心のよりどころとなっています。

 道教は、子孫繁栄、地位、財産、長寿など主に現世におけるご利益を与えてくれるということで、この黄大仙寺院も一年を通じて大勢の参拝客で賑わっています。

 また、この黄大仙寺院は占いでも有名で、場内には手相や人相、風水などの占い師が100軒以上も集まる「易者横丁」があります。

 本堂に祭られている黄大仙像は、当時、中国の広州にありましたが、1915年に香港に移され、その後1921年に現在の九竜地区におちつきました。

 大氷像として再現それたこの「黄大仙寺院」は「さっぽろ雪まつり」で制作された数多くの雪氷像の中でも氷だけで作られた制作物としては最大規模を誇ります。

 札幌市内近郊のホテルに勤めるシェフが中心となって活動している日本氷彫刻会北海道連合会札幌支部の会員が連日の氷点下の中、重さ135Kgの氷柱を1200本以上使用し、延べ250名以上を動員して去る1月20日から約2週間を費やして作り上げたものです。

 こうして制作された大氷像は高さ9m、奥行き5m、幅16mもあります。日中は太陽の光を浴びて青く輝き、夜はライトアップされて闇のなかに幻想的に浮かび上がる美しい氷の芸術品を心ゆくまでご鑑賞ください。

《会場説明文》