本文に戻る

北海道にはいくつかの原生花園があるが、最も代表的なのが小清水花園。
網走からJRで20分で「原生花園」駅に着く。
花の咲いている季節だけの臨時駅だ!
7月にはエゾスカシユリの花が満開になり、群落が美しい。
花びらがすいているのでスカシユリと言う名で、真上を向いて咲くのが特徴。
ユリ科の花で真上をい向いているのは珍しく、海岸の砂浜に咲く。

《スカシユリ》 透百合、学名:Lilium pseudolirion Thunb、ユリ科の球根草で、スカシユリ亜属の総称
 茎は堅く、直立し、高さ15〜70センチ、葉は被針形で上向きに開き、花径は8〜12センチ。花の付け根部分が細まり、花に隙間が出きるので其の名がある。花は橙色が主であるが、稀にき橙赤色もあり、黒褐色の斑点が多く、香りはないが昆虫を引きつける。
 スカシユリはその斑点により海岸生のものと山地生のものと大別される。イワトユリは中部地方以北の太平洋側の海岸の砂地や岩場に生え、高性で7〜8月に花を開き、イワユリは日本海側の岩場に生えて6月ころに花を開く。山地生のものとしてはヤマスカシユリとミヤマスカシユリがある。海岸生、山地生のもの以外に、北海道にはつぼみに毛のあるエゾスカシユリがあり、6〜7月に花を開く。
SONY 『日本大百科全書』 より