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美瑛町
北海道中央部、上川支庁管内の町。1940年(昭和15)町制施行。北海道旅客鉄道富良野線、国道237号が通じる。上川、富良野両盆地を隔てる溶結凝灰岩の丘陵が広い面積を占めて畑作地帯となり、東境には忠別岳、トムラウシ山、美瑛岳、十勝岳など石狩山地南西部の火山峰が連なって、大雪山国立公園の一部となっている。
 丘陵を開析する諸河川の幅広い谷床は、水田地帯となり、美瑛川はこれらをあわせて上川盆地に流下している。十勝岳山麓には白金温泉がある。地名は、美瑛川をよぶアイヌ語のピイエ(油ぎったの意)に起源し、上流部は硫黄により濁っていることから名づけられたという。
    SONY 『日本大百科全書』 より