本文に戻る

ケシ科 Papaveraceae 、双子葉植物、離弁花類
 草本、まれに木本もある。植物体に乳液を含むものが多い。葉は互生、単葉または複葉。花は放射相称または左右相称で両性。2〜3枚のがく片は早落性。花弁は4枚、まれに12枚、または花弁がない種類もある。雄しべはは多数、または4本ないし2本。
 北半球の温帯がおもな分布域で、47属約700種が知られる。日本には6属約20種が生育する。この科は花が放射相称のケシ亜科、左右相称のエンゴサク亜科にニ大別される。ケシ科には、青いケシで知られるメコノプシス属、アヘンをとるケシ属、園芸植物のハナビシソウ属などがある。
    SONY 『日本大百科全書』 より