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インドからだよ〜ん-U

水騒動

拝啓 セクレタリ殿
時間給水制になっていて、16の部屋で4部屋ずつ屋上の大きなタンクに貯えた水を 使っていることは前に記しました。
満室になると使用量が多くてシャワーを使えない人が出てきたりで、上のタンクを覗 いたり、バルブの開きを変えたりで何とか改善を計っていました。
それも人数が減ってきてやや十分かなとの所まで来たのですが、私やタッカーの居る 西のブロックでは未だに夜遅くなると水が切れてしまいます。
従って朝に早起きしても、6時半過ぎの給水を待たなければ顔を洗えません。
原因はどうやら漏水にあるようで、トイレ回りの水がちょろちょろと何時も流れてい るし、タッカーの部屋の壁や床が何時も濡れていて、ペンキが大きくあばたになって いるのです。

それが最近は洗濯も碌に出来なくなって来ました。
仕事を終えて最初に洗濯場に行っても水が出ないのです。
洗濯用には別に専用タンクがあるのですが、誰も使わないのに無くなる筈がありませ ん。
所がその犯人は我々自身でした。
洗濯中の人や遅く洗濯しようとした人がコックを回して水が出ない為、その侭諦めて コックを閉めないもの だから、タンクに給水された時に皆が知らぬ間に流れ出てしまうのです。
早起きの大西さんが自転車でサルボニ村回りに出かけようとした時に見つけました。
年寄りの早起きは三文の得でした。
また昨日の朝に私が洗濯しようと行った時も出放しでした。
案の定、洗った所までは良かったが濯ぎの給水中に水切れとなってしまいました。
どうやら常習犯が居るようです。
誰だと思いますか?
濯ぎ無しで乾す訳にも行かず、部屋へ持ち帰ってバスタブに水を張って何とか間に合 わせが出来た次第です。

こんな具合で花見迄には帰れそうにありません。
ゴールデンウイークに札幌に帰って花見と致しましょう。

 敬具    1997.3.17

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