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《 ボタン 》
双子葉植物、離弁花類
多年草または落葉低木
葉は大形で、三出または羽状複葉。
花は茎の先に1個ずつ開き、
白色、または淡紅色、紫紅色などで、
大形でよく目立つ。
雌しべは離生し、熟して袋果(たいか)となる。
花の構造は外見上キンポウゲ科植物に似るが、
直接の類縁関係はないと考えられる。
ボタン属一属からなり、
北半球の中国を中心とした地域に
約50種ある。
日本では中国原産のボタン、
シャクヤクを栽培するほか、
ヤマシャクヤクなど2種が分布する。
SONY 『日本大百科全書』 より